病院のご案内

主な医療設備

CT装置

CT装置 アクイリオン 16

 16列マルチスライスCT(アクイリオン16 東芝製 )とシングルヘリカルCT(アステオン 東芝製)の2台のCT装置が設置されています。16列マルチスライスCTは主に通常の診断撮影に使われ、32mm幅の多列の検出器を装備しているので高速かつ高精度の撮影ができ撮影時間も驚くほど短くなりました。胸部を例に取ると、従来30秒程度かかっていたのが、この装置では数秒から10数秒で終了し、患者さんの負担軽減と診断精度が向上しました。また、撮影された膨大なデータは任意の断面作成や血管・骨などを特定して処理した3D画像の表示もでき、同時に設置されたザイオワークステーションで処理をすることによって精細で立体的なカラー画像表示をするなど、従来のX線による血管造影にも匹敵する画像がえられます。
  もう1台のシングルヘリカルCTは、放射線治療計画用としてより多機能にグレードアップされていて、3次元治療計画装置(FOCUS)とON LINEで接続してあり、精度の高い治療計画を行っています。また、一般のCT撮影装置としての機能もあり、撮影目的によって使い分けて、通常の検査にも使われています。(放射線治療装置の説明も参照してください)


MRI装置

MRI装置 バンテージ XGV

 東芝社製 バンテージ XGV 1.5テスラの装置が設置されています。MRI装置は体の病気などの情報を磁気や電磁波を利用して撮像するもので、X線のような放射線被ばくはありません。撮像室は外部からの磁気や電磁波から完全に遮断されたシールド室になっていて生体からの微弱な信号の変化に外からの影響を受けないような構造になっています。常時、非常に強い磁力が発生していますので、撮像室の中には磁石に吸い付くような磁性体を持ち込むことはできません。酸素ボンベも車椅子も容易に吸い付ける強さなので、中に入ることができません。また、磁気カードもデータが消失してしまいますので注意が必要です。
 MRI検査では、他の検査では得ることのできない 有用な体の画像情報を得ることができます。 検査の目的にもよりますが、従来造影剤を使わなければ観察することができなかった血管や、膵胆管などの撮像が比較的簡単に造影剤を用いないで行えます。受診者の体に負担をかけないで検査を行えるため、ドックや検診では、脳動脈の検査を行うことで、血管が細くなったり、動脈瘤ができているなどの血管の状態を知ることができ、発症の前に予防ができるようになりました。


核医学診断装置

核医学診断装置 インフィニア

 横河GE社製の「Infinia」が設置されています。
 『RI』とはラジオアイソトープ(放射性同位元素)の略で、放射線を出す物質のことをいい、『核医学』とは、ごく少量のRIで目印を付けた薬を用いて病気の診断を行うことです。医療では一般的に『R I』、『核医学』それに『シンチ』は同じ意味に使われています。
 ラジオアイソトープで目印を付けた薬を体内に注射等で入れると、一定時間の後に特定の臓器や組織に取り込まれ、ある一定時間微弱な放射線を出し続けます。これをお腹側と背中側の二台の検出器で撮像・測定してその分布を画像にします。こうしてできた画像をシンチグラフィーと言います。
 RI検査で使用する放射線は少量で、半減期(放射線の強さが半分になるまでの時間)の短い物を使いますから、体への影響の心配はありません。1回の注射で全身に薬が行き渡りますので、全身を一度に検査することができ、全身の検索などに有用な検査法です。


一般撮影装置

第二撮影室

 X線を使用して全身のあらゆる部位を撮影するのが一般撮影装置です。
 当院には第一撮影室と第二撮影室があり、第一撮影室では立位の撮影装置が設置されていて主に胸部撮影を行っています。第二撮影室には天井走行式X線管支持装置が二台設置され、立位と臥位の撮影台と組み合わされていて、主に胸部や腹部、脊椎や肋、手足の骨などを撮影します。また、第一撮影室と第二撮影室には乳房撮影装置も設置されています。
 X線を使った検査のなかでもっとも単純な構成の撮影装置ですが、出来上がった胸部や腹部のX線写真には、たくさんの情報が含まれているため、病気の診断には大変役立ちます。

乳房X線撮影装置

 乳房検査には、視触診・超音波検査・マンモグラフィ(乳房X線検査)などがあります。
 その中でマンモグラフィは乳房撮影専用のX線装置を使って撮影を行う検査です。
 撮影は、柔らかい乳腺組織が写るような特殊なX線とフィルムを使用し、左右、上下から乳房を圧迫して行います。乳房を圧迫する理由は、乳腺を広げて病変部と正常組織を判りやすくすること、圧迫して乳房を薄くすることでX線量を少なくして被爆を軽減することなどがあります。マンモグラフィは、腫瘤・微小石灰化・小さい乳腺組織の変化などが判り、乳がんの早期発見には非常に有効な検査です。
 当院では、平成19年12月よりマンモグラフィ用X線装置を新しく導入し、それに併せてマンモ画像をデジタル化(デジタルマンモグラフィ)しました。
 乳癌は女性の壮年層(40〜64歳)のガン死亡原因のトップとなっています。早期発見された場合、約90%の方が治るとされています。しかし残念なことに、乳癌検診を受ける人はまだまだ少ないのが現状です。早期発見のためにも乳癌検診を受診することをお勧めします。


ポータブル撮影装置

 

 X線撮影室まで来るのが困難な患者さんが病室で撮影する時や、手術室での撮影に使われるのが移動可能な回診用X線装置です。以前に比べると小型軽量になりましたが、それでも200Kg位あります。2台の装置があり、病室と手術室で使い分けされています。
 撮影は、IPの入ったカセッテを患者さんの撮影部位の後側に置き、前側からX線管をカセッテのセンターに合わせてタイミング良くX線を出します。出力が小さいことや、患者さんの状態を考慮した撮影になるので、撮影室で撮ったものと同じように撮ることはできませんが、診断に即応したX線写を撮ることができます。


X線透視撮影装置

第1透視室
第2透視室

 第1透視室と第2透視室があります。各部屋には、フラットパネル式の最新の透視装置が設置されています。
 第1透視室では主に食道・胃・注腸等の検査に使用されています。消化管透視撮影は内視鏡検査とともに、検診やドックで、がんの早期発見に非常に有用です。
 第2透視室では、消化管(食道・胃)の検査も行いますが、電子内視鏡装置が設置されていて内視鏡センターの画像サーバーとオンラインで繋がっているので、主にX線透視と内視鏡装置を組み合わせた膵胆管造影やX線透視下内視鏡肺生検などの検査に使われます。


放射線治療装置

放射線治療装置 メバトロン
放射線治療計画装置 CTポート(アステオン)

 シミュレター室(放射線治療計画室)には、CTポートと呼ばれる高速CT放射線治療計画装置と、位置決め用X線装置が同室に配置されています。CTポートは、従来の高速CT装置に治療の位置決めをするための機能を持たせた装置で、この装置を用いることにより、病巣はもとより体内の解剖学的情報を三次元のデータとして得られるため、三次元治療計画装置(FOCUS)で、精度の高い治療照射計画を立てることができます。さらに、放射線治療装置と治療計画装置はオンラインで接続されているので、高精度で、しかも、安定した放射線治療が可能です。CTポートとFOCUSで得られた治療計画のデータは、オンラインで放射線治療装置のコントローラに転送され、本体に組み込まれている多分割絞り装置(マルチリーフコリメーター)と連動するようになっているので、正常組織の被ばく線量を最小限に抑えながら、がん組織に効果的にX線を照射することができます。
 また、このシステムの放射線治療装置は、電子線も使用することができます。電子線は、身体の深部には到達しないため、皮膚や皮膚直下の浅い病巣部の治療に適しています。その他には、治療装置で設定された線量が正確に出力されていることを確認するための線量計や、三次元線量分布測定システム、ファントムなどの周辺機器も整備され、正確で高度な放射線治療を行うことができます。


超音波診断装置(エコー)

超音波診断装置 アプリオ

 超音波検査は2〜10MHzの高い周波数の音を体に当て、臓器に当たって返ってきた音の信号の強弱を画像にしたものです。魚群探知機も同じ原理ですし、赤ちゃんのいる方なら胎児の確認の検査として経験されているでしょう。
 当院では、腹部(肝臓・腎臓・胆嚢・膵臓)、泌尿器(膀胱・前立腺)、心臓、頚動脈、乳腺、甲状腺、婦人科(子宮・卵巣)等を主に検査しています。


骨塩量測定装置

 骨塩は、骨の強さ(密度・ミネラル量)をあらわし、骨塩量測定は病気等による骨の変化を捕らえるもので、骨粗鬆症の診断や治療の経過観察等に用いられます。
 骨塩量測定装置は、腰椎(腰)で測定するもの、前腕(腕)で測定するもの、足のかかとを超音波を用いて測定するもの等があります。当院では、骨の変形が少なく、測定の再現性が良く検査時間が短い等の理由により、前腕で測定する装置を使用しております。測定は、利き腕の反対側の前腕骨(右利きの方なら左腕)を、高低2種類のエネルギーの異なるX線で測定し、標準値と比較をして骨塩量を算出します。
 検査時間は2〜3分程度で、検査を受けるにあたっての制限はとくにありません。
 骨粗鬆症になると、骨のカルシウム等が減少し、もろくなって骨折しやすくなります。老化や、50歳以上の女性では閉経後に骨塩量が減少すると言われています。若い方でも無理なダイエットなどをすると骨粗鬆症になる恐れがあります。
 骨塩量測定は、簡単な検査ですぐに結果が分かりますので、1度を受けてみてはいかがですか。


PACS

 2010年より、従来のフィルム診断が最新のモニター診断へと変わりました。モニター診断になったことで、撮影した画像がたとえ何枚あっても、フィルムを持ち運ぶ必要がありませんので、待ち時間が短縮され、さらに院内のどこからでも閲覧することが可能になりました。